経営学 企業編 -第2章- ~M&A~

企業同士の協力

業務提携
複数の会社が協力して商品を作ったり、サービスを提供したりなどすることを業務提携という。

業務提携の種類には生産提携,販売提携,技術提携,資本提携などがある。

コーペティション経営
複数のお店が一つのエリアに出店するなどし、
人を集めて売り上げをあげる経営手法をコーペティション経営という。

M&A

M&A(Merger and Acquisition)
会社が別の会社や事業部を買い取り、自社のものにすることをM&Aという。

M&Aの種類

事業継承
経営者の後継者がいない場合などに
別の会社に買収してもらうことを事業継承という。

株式交換
買収する会社の株と自社の株を交換することで子会社化する
買収される会社は株主になれるメリットがある。

TOB(株式公開買付)
買収したい会社の不特定多数の株主から 取引所を通さずに株式を購入する。
買い付けの内容が公開されている。

LBO(レバレッジド・バイアウト)
自己資金だけでなく、買収先の資産なども見合いとして
借り入れなどを行い、資金を調達して買収を行う。

M&Aや業務提携の方向性

垂直統合
食品会社が原材料の調達から販売までの全てを
自社で行うような方向性を垂直統合という。

水平統合
同じ事業領域の会社と組み、新たな市場や顧客の獲得を
行うことを水平統合という。

水平分業
自社の強みを生かせる事業に集中し、それ以外を
他者に任せることを水平分業という。